かつてサガン鳥栖に在籍していた東京五輪日本代表FW林大地は、ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)から2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)ニュルンベルクへの移籍が間近だと報じられている。しかし選手サイドがニュルンベルク移籍に合意しておらず、破談の可能性が残っているようだ。
林は2023/24シーズン始動日の今月12日に行われた全体練習に不参加。トルステン・フィンク新監督が今夏退団の可能性を認める中、ベルギー紙『HBVL』は14日に「林はニュルンベルクへ移籍する。STVVとニュルンベルクはほぼ合意に達している」と報じていた。
しかし同紙は15日になって「林のニュルンベルク移籍はまだ決まっていない」とリポート。「ニュルンベルクはSTVVと合意に達した。しかし選手サイドとの個人合意には至ってない」と交渉の進捗状況を伝えている。
林は2021年に鳥栖からSTVVへ完全移籍。海外挑戦1年目からレギュラーに定着すると、今季もリーグ戦で34試合中27試合に先発出場。7ゴールをあげるなど、STVVの絶対的ストライカーして結果を残した。
なおニュルンベルクはブンデスリーガ(ドイツ1部)を1度、DFBポカール(ドイツ国内カップ戦)を4度制した古豪。2018/19シーズンには元日本代表MF久保裕也を擁していたが、ブンデスリーガ最下位に終わり2部降格。以降4シーズンつづけて2部の舞台で戦っており、今季は14位で終了。3部入れ替え戦圏内の16位アルミニア・ビーレフェルトから勝ち点5差と、かろうじて2部残留を果たしている。
またニュルンベルクには久保の他にも、セレッソ大阪所属MF清武弘嗣やアイントラハト・フランクフルト所属MF長谷部誠、FC琉球所属FW金崎夢生など、過去に複数の日本人選手が在籍していた。
コメントランキング