名古屋グランパスは15日、今月11日開催の明治安田生命J1リーグ第17節アビスパ福岡戦における試合中断に関して声明を発表。救急搬送されたサポーターの容体回復を報告している。
豊田スタジアムで行われた一戦では、後半37分ごろに名古屋が自陣でスローインをする際、川俣秀主審がホイッスルを鳴らして中断。「救急車呼んで!」という声がスタンドから響く中、名古屋のメディカルスタッフが急病人のもとに駆けつけて対応。15分間の中断をへて試合が再開された。
クラブは「明治安田生命J1リーグ第17節 アビスパ福岡戦における試合中断について」と題して声明を発表。「先日、豊田スタジアムにて行われました第17節 アビスパ福岡戦において、観客席におけるお客さまの救急搬送に伴い、試合が一時中断いたしました」
「救急搬送されたお客さまにつきましては、その後無事に体調が回復されたそうです。ご家族より、皆さまにお礼をお伝えされたいとのことでコメントをいただいておりますので、ご紹介させていただきます」としている。
また救急搬送されたサポーターの家族は、サポーターやクラブ関係者等に対して以下のようにメッセージを送った。
「先日の試合中に家族が突然意識を失い倒れ救急車で搬送されましたが、意識を取り戻し日常の生活に戻りましたのでご報告させていただきます。突然倒れた時には近くで観戦されていて素早く駆けつけていただき迅速な対応を行っていただいた医療従事の方々、運営スタッフ様に大変感謝申し上げます。処置の間に試合中断の決断をいだき人命を優先いただいた審判様、両チーム選手及びチーム関係者の皆さま、観戦中の方々に大変ご迷惑をかけことをお詫び申し上げますと共に感謝いたします」
「また、後日ニュースで両チームのドクターの方々や選手にもご協力いただいたことを知り、大変感謝申し上げます。搬送時に拍手で応援いだいた、グランパスサポーターさま、アビスパサポーターさまにも感謝申し上げます」
「これまで大きな病気もなく突然のことで気が動転しましたが、スタジアムにいた皆さまのおかげで通常の生活に戻ることができ、引き続きサッカーが好きと言っています。本当に感謝申し上げます」
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