Jリーグ アルビレックス新潟

5試合ぶり勝利の新潟。横浜FM戦の勝因とMOMは!?【J1リーグ2023】

三戸舜介(左)小島亨介(右)写真:Getty Images

2023明治安田生命J1リーグ第13節の各試合が、5月12、13、14日に開催された。今節の結果により、サンフレッチェ広島に2-0で勝利したヴィッセル神戸が首位をキープ(勝ち点29)、2位にはアルビレックス新潟に1-2で敗れた横浜F・マリノス(勝ち点24)、3位は鹿島アントラーズに0-2で敗れた名古屋グランパス(勝ち点23)と続く。

ここでは、J1第13節でリーグ戦2位と好調の横浜FM相手に2-1で勝利したアルビレックス新潟に注目。リーグ戦5試合ぶりに勝ち点3を獲得し、12位に浮上した(勝ち点16)。試合ハイライトと勝利の要因を解析し、マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を選出していきたい。


横浜F・マリノス MF藤田譲瑠チマ 写真:Getty Images

新潟VS横浜FM:試合ハイライト

J1第13節、アルビレックス新潟VS横浜F・マリノスの試合は、新潟のホーム「デンカビッグスワンスタジアム」で行われた。

最初のチャンスは新潟に。開始直後の前半1分、新潟のマエストロことMF伊藤涼太郎が魅せる。右サイドでボールを受けたMF三戸舜介がオーバーラップしてきたDF藤原奏哉へ、藤原がダイレクトで中へ折り返すと伊藤が待っていた。ダイレクトシュートでゴールを狙うも、横浜FMのGK一森純がゴール外へはじき出す。

横浜FMも黙っていない。前半29分にペナルティーエリア外でボールを受けたMF藤田譲瑠チマがミドルシュートで狙う。前半31分には素早い攻撃から、中央のFWエウベルから右サイドを上がるFWヤン・マテウスへ。マテウスの柔らかいクロスに対し、走りこんだのはFWアンデルソン・ロペス。どちらのシーンも決定機であったが新潟GK小島亨介のナイスセーブに合い、得点には至らず。その後も、MF西村拓真もゴールを狙うが、クロスバーに当たるなど決めきれない。

前半終わりと思われたアディショナルタイム。先制点は横浜FM。MF渡辺皓太のクロスに対し、走りこんだのは藤田。ようやくGK小島の壁をこじ開け、横浜FMが先制点をあげる。

後半始まり12分、前線からの守備で横浜FMからボールを奪うとそのままテンポよくボールをつないだ新潟。FW鈴木孝司のラストパスに反応したのは、いつもはパスを出す側にいる伊藤であった。新潟が早い時間で同点に追いつく。

次の得点シーンも新潟。後半22分、中盤でMF秋山裕紀からボールを受けた三戸。ボールを前に運びながら右足を振りぬいた。降りぬいた右足から強烈な弾丸ミドルがさく裂し、新潟が逆転に成功。その後ゲームは動かず、新潟が逃げ切り勝ち点3を獲得した。

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名前:KIRA

趣味:サッカー、筋トレ、ワイン
好きなチーム:鹿島アントラーズ
大学までサッカーを現役でプレー、今は会社員として週末に社会人リーグでプレー。戦術解説をメインに皆さんにサッカーを「もっと好き」「もっと楽しんでもらえる」をモットーに頑張ります!

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