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鎌田大地にローマ関心か「ゼロ円補強必至で…」ドルトムント優勢と見解も

鎌田大地 写真:Getty Images

 日本代表に選出されたブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地の新天地候補に、セリエA(イタリア1部)が浮上。ボルシア・ドルトムントやプレミアリーグ(イングランド1部)移籍が噂される中、ジョゼ・モウリーニョ率いるASローマも関心を寄せている。

 ASローマの専門サイト『ローマ・ライブ』は、「チアゴ・ピントSD(スポーツディレクター)が鎌田大地を観察。ファイナンシャル・フェアプレー規則に抵触するような補強をUEFAが認めないため、ローマにとって移籍金ゼロでの新戦力獲得は完璧だ」とリポート。

 今季終了後のフランクフルト退団が確実と報じた上で、「鎌田大地にはローマのみならず、ボルシア・ドルトムントなど他クラブも関心を寄せている。ドルトムントはすでに彼に説得している」と伝えている。

 鎌田大地の去就については、先月にボルシア・ドルトムントへの移籍で口頭合意と伝えられていた。しかしドイツ紙『ビルト』は今月はじめに「彼はドイツ国外への移籍を望んでいる」と報道。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーからの関心が報じられているが、一部メディアは依然としてドルトムントを移籍先の最有力候補に挙げている。

 またフランクフルトのオリバー・グラスナー監督は今月15日、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』のインタビューで「鎌田大地の状況は明確だ。我々は交渉の場で、このクラブで彼が果たすべき役割を全て見せてきた。(去就について)最終的には選手次第である」と、同選手の引き留めに消極的であることを明かしている。

 なおローマは今季ここまでリーグ戦26試合を終えて14勝5分7敗で5位。ミラン、ラツィオなどと来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権争いを繰り広げているほか、今月16日にはUEFAヨーロッパリーグ・レアル・ソシエダ戦でドロー。2試合合計2-0でベスト8進出を決めている。