森保一監督率いる日本代表は、今月23日のFIFAワールドカップ・グループリーグ初戦でドイツ代表と対戦。アイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地やSCフライブルク所属MF堂安律らブンデスリーガ勢の活躍が期待されている。そんな中、ドイツ代表のブラジルW杯優勝メンバーであり、元バイエルン・ミュンヘン所属選手のバスティアン・シュバインシュタイガー氏が日本代表による金星の可能性に言及した。4日、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』が伝えている。
日本代表はカタールW杯グループリーグでW杯優勝候補であるドイツ代表やスペイン代表と激突するため、周囲では決勝トーナメント進出が厳しいという見方が広まっている。
一方、ドイツ代表はカタールW杯欧州予選で圧倒的な強さを見せつけると、昨年10月12日に世界最速で本大会出場権を獲得。ただUEFAネーションズリーグ・グループステージは1勝4分1敗で終了。今年9月24日のハンガリー戦で0-1と敗れたほか、27日のイングランド戦でも3-3の引き分けに終わっている。
カタールW杯開幕まで3週間となる中、シュバインシュタイガー氏が本大会を展望。ブラジル代表を優勝候補に挙げる一方、ドイツ代表に対しては「個人的には今回のドイツ代表に対して、かなりの疑問を抱いているんだ。(90分通じての戦い方に)一貫性がない。60分間良いサッカーをして、最後の30分が悪いという感じだね」と改善点を指摘。
「UEFAネーションズリーグでハンガリー代表相手に負けたように、守備面で優れたチームには苦戦している。相手のトランジションやカウンターに注意しないと、試合の主導権を握れなくなる。カタールW杯初戦の相手は日本だけど、こういうことがまた起こる可能性があるね」と、ドイツ代表が格下である日本代表との一戦で勝ち点を落とす可能性があると主張した。
日本代表は守備陣でもボルシア・メンヒェングラートバッハ所属DF板倉滉やシャルケ所属DF吉田麻也、VfBシュツットガルト所属DF伊藤洋輝など、主力選手としてブンデスリーガでプレーしている選手を抱えている。
特に板倉滉は8月下旬のバイエルン戦で、セネガル代表FWサディオ・マネやドイツ代表FWレロイ・サネらのシュートをブロックするなど何度も決定機を阻止。バイエルンからの勝ち点奪取に大きく貢献していただけに、ドイツ戦でもカギを握る存在になる可能性が考えられる。
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