Jリーグ 川崎フロンターレ

川崎移籍報道コウチーニョが激怒「給与未払い状態で…」ダミアンの後釜か

ドウグラス・コウチーニョ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・川崎フロンターレは、元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(33)の後釜としてブラジル2部ロンドリーナEC所属のブラジル人FWドウグラス・コウチーニョ(28)を獲得する可能性が取りざたされている。そんな中、コウチーニョが現所属クラブにおける給与未払いの実態を明かした。29日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。

 コウチーニョは昨年9月から4か月にわたる無所属期間をへて、今年1月にロンドリーナECへ加入。前線や右サイドなど複数ポジションで起用される中、今季ここまでリーグ戦で31試合に先発出場して7ゴールをあげている。またパラナ州選手権では4ゴールをマークしており、チーム内で得点ランキング首位と必要不可欠な戦力として活躍している。

 ただ一方でロンドリーナECは最終節のみを残す中、ブラジル2部で8位に。1部昇格圏内の4位ヴァスコ・ダ・ガマから6ポイント差をつけられており、すでに1部昇格の可能性が消滅している。

 またコウチーニョの去就についてはブラジル国内のラジオ局『Paiquere 91.7』が今月27日、川崎フロンターレ移籍で合意間近と報道。ダミアンのSCインテルナシオナウ復帰の可能性についてもあわせて伝えていた。

 そんな中、コウチーニョ本人は『グローボ』のインタビューで「僕は今年はじめから多くの試合でプレーして、チームのために戦ってきた。給料の支払いが遅れる中で、一生懸命頑張ったんだ。ただ、こんな状況だとプレーするのは厳しいし、(ブラジル1部昇格の可能性が消滅した)クラブの状況を踏まえると、なおさら難しいよ」と、ロンドリーナECでの待遇について明かした。

 また『グローボ』の報道によると、ロンドリーナECは3カ月近くも給与の支払いが遅延しているとのこと。「今月29日のリーグ戦で敗れて1部昇格の可能性が無くなった後、コウチーニョはクラブに対する不満を漏らした」とリポートしている。

 なお『Paiquere 91.7』はロンドリーナEC所属のブラジル人FWカプリーニ(24)に横浜FC移籍の可能性があると報道。ロンドリーナECが給与未払いの問題を抱えている現状を踏まえると、コウチーニョと同じくJリーグに挑戦する可能性は十分に考えられる。