アーセナル所属の日本代表DF冨安健洋(23)は6日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節・FKボデ/グリムト戦でフル出場。イングランド代表DFベン・ホワイト(24)とのポジション争いに対する思いを語った。7日、英紙『イブニングスタンダード』が同選手のコメントを伝えている。
冨安健洋は今年1月以降、両ふくらはぎなど複数箇所を負傷により戦線離脱。今季もコンディション不良により開幕から出遅れると、プレミアリーグ第2節・レスター戦以降はリーグ戦全試合で途中出場。右サイドバックでベン・ホワイトにレギュラーを明け渡している。
それでもELグループステージ初戦で今季初めてフル出場すると、FKボデ/グリムト戦では右サイドバックで先発出場し、後半途中からは左サイドバックでプレー。現地メディアからチーム内最高評価を与えられるなど、レギュラー奪還へのアピールを続けている。
そんな冨安健洋は『イブニングスタンダード』のインタビューに対応。控え要員に甘んじている現状について「僕にとって、どの大会でプレーするかは重要ではありません。UEFAヨーロッパリーグでも国内カップ戦でも、ピッチ上でチームを助けたいんです」
「でも、自分のポジションを取り戻したいのなら、もっともっと良くならなければならない。(FKボデ/グリムト戦は)個人的にトップパフォーマンスではなかったので、満足はしていません」とコメント。
「アーセナルのようなビッグクラブでは、つねにポジション争いが繰り広げられています。そのポジション争いが僕をさらに向上させてくれるんです」と前向きな姿勢を見せると「正直言って、ホワイトはとてもよくやっているし、素晴らしい活躍を見せています」
「練習でも彼から多くのことを学ぶ必要がありますね」とライバルに対して敬意を払うと、現地メディアから称賛を浴びている。
なおアーセナルは今季ここまでプレミアリーグで7勝1敗と好調を維持。首位をキープする中、9日にリバプールと対戦する。ミケル・アルテタ監督が以前、冨安健洋のユーティリティ性を高く評価していただけに、同選手の出場機会増加が期待される。
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