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PSG日本ツアーと対照的…日本代表戦不人気に鹿島社長「協会とリーグで…」

鹿島アントラーズのホーム 県立カシマサッカースタジアム 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズの小泉文明代表取締役社長が19日、自身のツイッターアカウントを更新。EAFF E-1サッカー選手権2022(旧東アジアサッカー選手権)決勝大会の日本代表対香港代表で観客数の少なさに触れた上で、日本代表の人気低下に対する危機感をあらわにしている。

 鹿島アントラーズのホーム・茨城県立カシマサッカースタジアム開催の一戦では、スタジアム最大収容人数を50%に制限した上で「声出し応援エリア」が設けられていた。そのため今回は最大20000名程度の収容が可能だったものの、観衆はわずか4980人にとどまった。

 株式会社鹿島アントラーズFCの代表取締役社長を務める小泉文明氏は試合後に「観客数は4980人。当然ご来場頂いたサポーターの方々には感謝ですが、カシマだから、火曜だから、香港が相手だからと言い訳せずに協会やリーグと今の代表人気を考えないとサッカー人気の停滞は本当に危機感しかないですね。一生懸命プレーしてる選手のためにもやるべきことがあります」とツイートすると、「鹿島の選手いないからだろうな」、「JFAは危機感持たないと」、「平日カシマは厳しいよな」という声が上がっている。

 一方、E-1選手権の裏では「パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2022」が開催。18日夜には都内の秩父宮ラグビー場で公開練習を実施。およそ13000人の観客が詰めかけるなど、早速反響を呼んでいる。

 小泉文明氏はこのPSGに対する関心に着目。「ちなみに、昨日のPSGの練習は有料で1万人以上、カシマスタジアムでの水曜のカップ戦でも今日以上入ってます。協会とリーグでもっと距離感近く危機感を共有したいですね」と投稿するなど、危機感を募らせている。