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鎌田大地は今夏移籍?フランクフルトの来季陣容を独メディア予想。長谷部誠は…

鎌田大地(写真右) 写真:Getty Images

 アイントラハト・フランクフルト所属の日本代表MF鎌田大地(25)は、UEFAヨーロッパリーグ(EL)の舞台で活躍しているが、今季終了後のステップアップ移籍が見込まれているようだ。2日、ドイツメディア『フースバル』が伝えている。

 同選手は昨年8月にプレミアリーグ移籍が噂されていたが、正式なオファーが届かずフランクフルトに残留。今季序盤は不振に陥っていたが、引き続き攻撃陣の主力として活躍しており、特にUEFAヨーロッパリーグ(EL)はここまで11試合中10試合の先発出場で5ゴールと結果を残している。

 また、先月14日開催の準々決勝2ndレグ・バルセロナ戦では敵地カンプ・ノウで追加点をアシスト。そして先月28日の準決勝1stレグ・ウェストハム・ユナイテッド戦でも決勝ゴールをあげるなど、本来のパフォーマンスを発揮。周囲からの評価をさらに高めている。

 そんな鎌田大地は以前から今季終了後の退団が噂される中、ドイツメディア『Ligainsider』が3月上旬に「カマダとアイントラハト・フランクフルトは、早期の契約延長に向けて交渉を開始した。過去に移籍の噂があったカマダは残留の意思を示したと言われている」と報道。

 一方でドイツ紙『キッカー』は3月末、2023年6月に契約満了を迎える鎌田大地やセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(29)、フランス人DFエヴァン・ヌディカ(22)の3選手に退団の可能性があると伝えていた。

 さらにドイツ紙『ビルト』は先月下旬、「コロナの影響でスタジアムの観客入場が制限されていた。今月から制限は緩和されているが、フランクフルトはおよそ3000万ユーロ(約41億2000万円)の損失を見込んでいる。クラブは緊縮財政路線を推進したい考えを持っており、チーム編成にも影響を与えるだろう」と報道。財政難により複数選手の放出が不可避という見解を示していた。

 その中、『フースバル』はフランクフルトのチーム編成について「すでに来シーズンに向けて4選手を獲得している。フィリップ・コスティッチ、エヴァン・ヌディカ、カマダのような一部の選手が経済面で強力なクラブへの移籍を望んでいることが理由にある」と報道。鎌田大地を含む3選手の退団が濃厚と主張している。

 くわえて『フースバル』は来季の基本布陣も紹介しているが、鎌田大地のほかに長谷部誠の名前も記載されていない。長谷部誠は今年2月に負傷して以降、ベンチを温める機会が増加。ELのノックアウトステージでは準々決勝2ndレグ・バルセロナ戦で1分間プレーした以外、出番がない状況となっている。

 欧州の舞台で着実に結果を残している鎌田大地だが、今季終了後にどのクラブからオファーが届くのか気になるところだ。