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浦和からの関心認めるも…キプロス代表FW本人がJリーグ移籍拒否!

ピエロス・ソティリウ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズはブルガリア1部の強豪ルドゴレツに所属するキプロス代表FWピエロス・ソティリウ(28)獲得の可能性が伝えられる。その中、ソティリウ本人が自身の去就に言及した。22日、ギリシャメディア『Digital TV』が伝えている。

 身長186cmで右利きのソティリウは、キプロス国内のAPOELニコシアやデンマーク1部の強豪コペンハーゲン、カザフスタンのアスタナをへて、昨年2月にルドゴレツへ加入。今季はUEFAチャンピオンズリーグ予選1回戦からプレーオフまでの計8試合中7試合に先発出場して3ゴール1アシストをマークしているほか、UEFAヨーロッパリーグ・グループステージでも6試合中5試合でスタメンに抜てき。国内リーグ戦ではここまで12試合で先発出場して12ゴールと持ち前の決定力を発揮している。

 そんなソティリウの去就については、浦和レッズが移籍金100万ユーロ(約1億3000万円)によるオファーを提示したものの、ルドゴレツが200万ユーロ(約2億6000万円)を要求したとブルガリアメディアが報道。浦和レッズは条件面の見直しを行った上で再び同選手の獲得を打診したと伝えられていた。

 また、ルドゴレツは今月14日にアルゼンチン1部のCAインデペンディエンテからアルゼンチン人FWマティアス・ティセラ(25)を獲得したと公式発表。周囲ではルドゴレツが浦和レッズからのオファーを受け入れる可能性があるという見方が広まっていた。

 しかしキプロスメディア『Goal.com.cy』は17日、同選手に近い関係者の情報として「極東から来たオファーはソティリウにとって金銭面で魅力的だったかもしれないが、彼は残留を望んでいる。ブルガリアではうまくいっているし、得点も取っているので、(極東へ)移籍するのは非常に難しいだろう。もし、夏にヨーロッパから提案があれば、答えは違うかもしれない」と報じていた。

 その中ソティリウ本人は21日、『Digital TV』のサッカー番組に出演。浦和レッズからの関心を認めた上で、現時点ではJリーグの舞台でプレーする意思がないことを明かしたほか、ルドゴレツの一員として今シーズンのタイトル獲得にむけて集中していることを強調した。

 ブルガリアメディア『TOP SPORT』は今月20日、浦和レッズがアタッカーの獲得候補をソティリウに一本化していると主張していた。ただ、本人が浦和レッズ移籍に否定的であることを明かしただけに、来月末までの攻撃陣強化にむけてのハードルは高いものとみられる。