Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸ボージャンが「川崎に勝つのは考えられない」と語るワケとは…「一歩ずつ進む必要が…」

ボージャン・クルキッチ 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(31)が、今季の明治安田生命J1リーグの行方を占った。10日、オーストラリアメディア『オプタス・スポーツ』が伝えている。

 ヴィッセル神戸は昨季のJ1リーグで勝ち点「73」を獲得。鹿島アントラーズや名古屋グランパス等と上位争いを演じた末、3位でリーグ戦を終了。ビハインドの展開でも最後まで諦めない粘り強い戦いぶりが高く評価されていた。ただ、J1連覇を成し遂げた川崎フロンターレからは19ポイント差をつけられており、今季も優勝筆頭候補の川崎フロンターレに挑戦者として立ち向かう。

 また、ボージャンはローマやミラン、アヤックスなど複数クラブをへて、昨年8月9日にヴィッセル神戸へ加入。9月5日開催のJ1リーグ第24節・サンフレッチェ広島戦でデビューすると、10月2日に行われた第31節・浦和レッズ戦ではJリーグでの来日初ゴールをマーク。10月24日の第33節・名古屋グランパス戦で右ハムストリングを負傷。治療のため11月上旬に一足早く帰国していたが、先月中旬から再びチームに合流している。

 そんなボージャンは『オプタス・スポーツ』のインタビューに応じた際、今季のJ1リーグで優勝する可能性を問われると「今のところ、僕たちはリーグタイトルについて考えられないと思う」

 「今、僕たちの前にはリーグ戦、チャンピオンズリーグ、そしてカップ戦という大きな挑戦が待ち受けている。昨シーズンの戦いぶりは素晴らしかったし、我々が良いチームであることは分かっている。でも、今の段階ではJリーグで川崎に勝つということは考えられないね。まだ2月だし、シーズンが終わるのは11月だ。(タイトル獲得にむけて)努力する月日はたくさんある」

 「もちろん、できるだけすべての試合で勝てるように、そして今ある目標をできるだけ多く達成できるように努力したい。でも、その瞬間にたどり着くためには、一歩ずつ進んでいく必要があるんだ」とコメント。およそ9カ月におよぶシーズンにおいて、つねに目の前にあることに集中する姿勢を強調した。