Jリーグ 川崎フロンターレ

川崎、旗手怜央放出で1.5億円ゲット!?本人はセルティック早期移籍へ働きかけ

旗手怜央 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレに所属する日本代表FW旗手怜央(24)は、来年1月末に契約満了を迎える。しかし、セルティックは旗手怜央を獲得するために移籍金を用意しているようだ。6日、英紙『サン』が伝えている。

 旗手怜央は順天堂大学在学中の2018年に川崎フロンターレの特別指定選手となると、昨年に川崎フロンターレへ正式に入団。プロ1年目の昨季はリーグ戦で31試合に出場して5ゴールをあげるなど、J1リーグと天皇杯の2冠達成に貢献。そして今季は中盤や左サイドバックなど複数ポジションをこなす中、リーグ戦で30試合に先発出場して5ゴールをマーク。主力選手としてJ1連覇を成し遂げるとともに、「2021Jリーグアウォーズ」でベストイレブンに選出されている。

 また、同選手はU24日本代表の一員として東京五輪男子サッカーに臨んだほか、先月開催のFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選2試合にむけた日本代表にも招集されていた。

 そんな旗手怜央の去就を巡っては、セルティック首脳陣が代理人との交渉を順調に進めていると、英メディア『デイリーメール』が先月末に報道。くわえて、今月1日には英紙『デイリーレコード』が「セルティックが代理人との交渉を急ピッチで進める中、川崎フロンターレがスコットランドへの早期移籍を邪魔をすることはないと確信している」と伝えるとともに、来年1月2日に控えるレンジャーズとのダービーマッチで起用可能な状況にすることを目指しているという見方を示していた。

 しかし、セルティックの専門サイト『THE CELTIC BHOYS』は、セルティックはレンジャーズ戦後のトレーニングキャンプで旗手怜央が参加することを望んでいると主張。その上で、川崎フロンターレが同選手との契約を来年1月31日まで残していることから、セルティックに対して移籍金の支払いを求めていると伝えていた。

 その中、『サン』はセルティックは旗手怜央の早期獲得にむけて、移籍金として100万ポンド(約1億5000万円)を支払うことで川崎フロンターレと合意間近に迫っていると報道。さらに、イギリスメディア『スカイスポーツ』のジャーナリストの伝えるところによると、選手サイドは今週にも川崎フロンターレの幹部に対して早期移籍実現へ働きかけを行うようだ。

 なお、セルティックは日本代表FW前田大然(24)の獲得にむけて、買い取りオプション付きのレンタル移籍で横浜F・マリノスと合意間近に迫っているほか、今月はじめにはガンバ大阪の元日本代表MF井手口陽介(25)に対してもオファーを提示したと伝えられている。