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「森岡亮太のプレーを…」原大智がベルギー強豪との一戦へ意気込み。鈴木優磨負傷で先発も

原大智 写真提供: Gettyimages

 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)に所属するFW原大智(22)は、チームの雰囲気や17日に控えるアンデルレヒト戦への意気込みを語った。14日、ベルギーメディア『VOETBAL』が伝えている。

 原大智は明治安田生命J1リーグのFC東京やプルヴァHNL(クロアチア1部)のNKイストラに在籍した後、今年7月にラ・リーガ(スペイン1部)のデポルティーボ・アラベスへ完全移籍。しかし、わずか1カ月で今季の構想から外れると、8月23日にSTVVへ1年レンタルにより加入している。

 同選手は8月28日開催のジュピラー・プロ・リーグ第6節・サークル・ブルッヘ戦でデビューすると、その後は3試合つづけて途中出場。そして今月2日に行われた第10節・KVオーステンデ戦では移籍後初ゴールをマークするとともに、チームに勝ち点1をもたらしている。

 新天地で出場機会を得ている原大智は、ベルギーメディアの取材に応じると、チームの現状について「チームメイトからはかなり助けてもらっていますね。僕たちはお互いに競争したり違う見方をするのではなく、チームのために一緒に仕事をしています。監督に自分たちのプレーを見せますが、誰がプレーするかは監督が決めることです。ピッチの外では、みんな仲良いですよ」と語っている。

 また、ベルギーでの生活で驚いたことについて「ベルギーで一番不思議に思ったことは、オランダ語、フランス語、ドイツ語が話されていることですね。こんなに小さな国で3つの言語も使われていますしね。それにベルギーでは(日本と比べて)税金が高いですね。初めてレストランで請求書を見た時に気づきました」とコメントを残している。

 STVVは代表ウィーク明けの17日に第11節・アンデルレヒト戦を控えている。原大智は国内屈指の強豪クラブとの対戦について質問を受けると「アンデルレヒトは森岡亮太さんが在籍していたことで知っていますし、アンデルレヒトでの彼のプレーをいつも追っていましたね。個人的なつながりはないですけどね」と現在シャルルロワSCでプレーするMF森岡亮太(30)について言及。

 そして「MSVデュースブルクとの練習試合は監督にアピールするチャンスの場でした。日曜日の試合で監督が再び僕をスタメンで使うのか様子を見ましょう」と意気込みを語った。

 なお、この一戦では、レギュラーであるFW鈴木優磨(25)がハムストリングに問題を抱えていることから、欠場する可能性が伝えられている。U24日本代表FW林大地(24)らとのポジション争いを繰り広げる原大智は、アンデルレヒト戦で監督からの評価を高めるためのチャンスを得るかもしれない。