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「最終予選らしい試合」松井大輔が中国戦辛勝の日本代表に言及。得点力不足批判の声も…

松井大輔 写真提供:Gettyimages

 日本代表は7日、カタールの首都ドーハで中立開催されたFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・中国戦で1-0と勝利した。試合後、得点力が上がっていないことに対する批判の声が周囲から上がる中、FIFAワールドカップ・南アフリカ大会でプレーした過去をもつMF松井大輔(40)が中国戦について言及した。

 日本代表は今月2日にパナソニックスタジアム吹田で行われたオマーン戦で攻守両面で精彩を欠き、0-1と敗戦。森保一監督の采配に対する批判や一部選手のコンディションを不安視する意見が寄せられていた。その中、日本代表はカタールの首都ドーハでの中国戦で前半からポゼッションを握る中、39分にヴィッセル神戸のFW大迫勇也(31)がゴールを決めて先制。ただ、その後は追加点を奪えず、1-0で辛くも勝ち点3を手に入れている。

 今回の中国戦では、90分通じてポゼッションを握り、シュートを20本近くも放ちながらも1得点に終わったことから、攻撃面でオマーン戦からの改善が見られないという指摘が多く寄せられている。その中、松井大輔は7日に自身のインスタグラムアカウントを更新。ストーリー機能においてDAZNの中継画面をアップした上で「最終予選らしい試合だね。勝つのが大事」とコメントを残している。

 過去にワールドカップ本大会出場をかけた厳しい戦いを経験してきた松井大輔としては、最終予選では「内容よりもまずは結果」という考えが他の公式戦と比べて特に色濃いことを身をもって体験しているのだろう。

 依然として周囲からの批判に晒される代表チームだが、来月に控えるサウジアラビアとオーストラリアの連戦で結果を出して、評価を覆したいところだ。