カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のコリンチャンスは30日、アーセナルとの契約解除を行ったブラジル代表MFウィリアン(33)の獲得を公式発表している。
ウィリアンは昨夏にチェルシーを退団してアーセナルへ加入。しかし、周囲の期待とは裏腹に昨季はUEFAヨーロッパリーグで3試合、プレミアリーグで16試合の先発出場にとどまるなど、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。また、同選手はプレミアリーグ2021/22シーズン開幕節・ブレントフォード戦の直前に新型コロナウイルス陽性と判定されており、今季ここまで公式戦全試合でメンバー外となっていた。
ウィリアンはアーセナルとの契約を2023年6月まで残しているが、本人は引き続き週給24万ポンド(約3600万円)を受け取るよりも、出場機会の確保を目的としたアーセナル退団を望んでいると伝えていた。また、先日にはウィリアンの代理人がミランのパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)にコンタクトをとり、同選手の獲得を提案したとフランスメディア『RMC』が報じていた。
しかし、コリンチャンスは選手サイドと今月29日までに年俸300万ユーロ(約4億円)による2023年12月までの契約を結ぶことで合意。翌日にウィリアンの獲得を公式発表している。
また、アーセナルはウィリアンとの契約を解除したことを発表。イギリスメディア『スカイスポーツ』の報道によると、アーセナルは今回の契約解除により2050万ポンド(約31億円)の経費削減につながったとのことだ。
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