Jリーグ 鹿島アントラーズ

鹿島復帰の噂も…カイオ、中東クラブへの完全移籍が決定的に!

カイオ 写真提供:Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでプレーした過去をもつブラジル人FWカイオは、Jリーグ復帰の噂がささやかれていたが、中東クラブへの完全移籍目前に迫っているようだ。4日、ポルトガル紙『A BOLA』が報じている。

 カイオは、2019年夏にUAEのアル・アインからプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ベンフィカへ加入。しかし、移籍後は公式戦わずか3試合の先発出場と厳しい立場に置かれ、昨年1月にUAEのシャールジャFCへ1年半のレンタル移籍により加わっていた。同選手は今季、リーグ戦で20試合に先発出場し5ゴール8アシストをあげているほか、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)・グループステージでも全試合でフル出場していた。

 カイオは先月末にレンタル期間が満了を迎えているが、鹿島アントラーズが同選手の再獲得にむけてベンフィカとの交渉に当たっていたほか、他のJリーグクラブからの関心も伝えられていた。

 しかし、同選手は来季にむけたベンフィカのプレシーズントレーニングに参加していない中、シャールジャFCへの完全移籍がほぼ確実となった模様。両クラブは移籍金200万ユーロ(約2億7000万円)の取引で合意に達したものとみられるほか、本人はすでにUAEに向かっている模様。近日中にも公式発表されるようだ。

 なお、カイオは2011年に千葉国際高校に留学すると、2014年に鹿島アントラーズへ加入。プロ1年目から公式戦37試合に出場し9ゴールをあげるなど頭角を現し、2015年にはナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)優勝に貢献していた。