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“新のバティストゥータ”が「歌手」としてローマに帰還? ファンは大騒ぎ!

 来年1月の移籍市場が徐々に近づいている中、フットボールファンは選手の移籍に関するニュースや噂で盛り上がりを見せつつある。その中、元ローマ選手のパブロ・ダニエル・オスバルドが「ローマに戻る」という話を聞いたファンは勘違いしただろう。

 かつて“新のバティストゥータ”と呼ばれていたものの30歳で現役を退いたオズバルドは「歌手」として2011年から2013年まで過ごしていたローマに戻ってくるようだ。現地時間1日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。

 同氏は現役引退後にスタートしたロックバンドである『Barro Viejo』の一員として現地時間11月19日に『Locanda Blues』という店でライブを開催する模様。またこのロックバンドのライブツアーはローマのみならず、現時点ではオルビア、イーモラ、サッサリなどでも行う予定となっている。

 またオズバルドは現役引退時の思いについて「誰も私の選択を理解してくれない。頭が狂っていると思われている。しかし、私は自分自身の情熱に優先したにしかすぎない。音楽はサッカーの生活よりずっといい」

 「確かにサッカー選手の給料は高い。けど、その代わりとてつもないプレッシャーと戦い、そして日常生活は厳しい監視下にずっと置かれている。お酒を飲むことができない、タバコも吸ってはいけない、好きなものも食べることができない。それに比べたら音楽の生活の方が自由だ」と語っている。

 オズバルドが現役時代に様々なクラブを渡り歩いていたものの、事あるごとに“問題児”扱いを受けていた印象を持っているファンは多い。しかし今回ロックバンドの一員としてローマにやってくる同氏は現役時代とは全然違う姿であるだろう。