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ラツィオ、今夏移籍市場での注目株サビッチとの契約延長間近に

 ラツィオはセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチと今週にも契約延長交渉が合意に達する可能性が高いようだ。現地時間15日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。

 ミリンコビッチ=サビッチの去就を巡っては、ワールドカップ・ロシア大会開幕前にはユベントス、バルセロナ、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドなど欧州ビッグクラブがこぞって獲得に興味を示していたものの、ロシアW杯後に同選手の去就報道は収まりを見せ、今夏の残留が決定している。

 またここに来てパリ・サンジェルマン(PSG)が同選手の獲得に興味を示しているという報道が出回っているものの、同選手代理人がこの噂を完全否定していた。

 この新たな契約で、ミリンコビッチ=サビッチは契約期間を2023年まで延長するほか、年俸は300万ユーロ(約3億9000万円)まで引き上げられる見通し。また当初は1億5000万ユーロ(約196億円)による契約解除条項を設定する可能性が伝えられていたものの、どうやらラツィオのクラウディオ・ロティート会長は一切の契約解除条項を設定しないようだ。

 今季もイタリア代表FWチーロ・インモビーレやMFルイス・アルベルトらとともに主力としてラツィオを支えているミリンコビッチ=サビッチは、今後もスタディオ・オリンピコでのプレーを強く望んでいることだろう。