セリエA ナポリ

リバプール、アンチェロッティ率いるナポリ相手に5ゴール奪う圧勝劇

 リバプールは日本時間4日深夜にダブリンで開催されたナポリとの親善試合で5得点を奪う快勝を飾った。

 国内のライバルであるマンチェスター勢2クラブをインターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)で撃破して波に乗るリバプールは、新加入のブラジル代表GKアリソン、MFナビ・ケイタが先発に名を連ねたほか、前線はエジプト代表FWモハメド・サラー、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、セネガル代表FWサディオ・マネの3人が先発出場。

 一方カルロ・アンチェロッティが今季から率いるナポリはスロバキア代表MFマレク・ハムシクを新たに中盤アンカーのポジションで先発出場したほか、前線の3枚はイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェ、ポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリク、FWホセ・カジェホンを並べた。

 試合は開始早々から動きを見せる。4分、味方の縦パスをペナルティエリア内で受けたナビ・ケイタがマイナス気味の折り返しのパスを出し、ペナルティエリア内に入ってきたMFジェームズ・ミルナーがこのパスに合わせて左脚を振り抜くと、これがゴール左隅を鮮やかに揺らした。

 先制点を奪ったリバプールは9分、左サイドのショートコーナーからミルナーがクロスをあげると、これにオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムがギリシャ代表GKオレスティス・カルネジスとの競り合いを制す形で頭で合わせ、ゴールマウスに流し込んだ。

 その後も攻勢を弱めることなく何度もゴール前に迫ったリバプールは2点リードで後半へ折り返すと58分、この一戦で後半からピッチに立っていたスイス代表FWジェルダン・シャチリが左サイドからファーサイドのサラーを狙ったクロスをあげ、サラーがこれを折り返したボールをナポリ守備陣がクリアしきれず、セカンドボールを拾ったサラーがゴールネット左上隅を鮮やかに揺らした。

 ナポリを圧倒し続けるリバプールはさらに73分、FWディヴォック・オリジが左サイドからドリブルで持ちあがり強烈なシュートを放つ。これはカルネジスのセーブに遭ったものの、こぼれ球をFWダニエル・スターリッジが落ち着いて流し込み、さらに追加点を奪った。

 その後78分にもゴールネットを揺らしたリバプールは昨季ユベントスをリーグ戦終盤まで追い詰めたナポリを終始圧倒し、5-0という大差で勝利している。