ワールドカップ 代表チーム

日本代表、帰国記者会見で西野朗監督と長谷部誠がロシアW杯を総括

 日本サッカー協会(JFA)は5日正午から都内で「帰国記者会見」を行い、日本代表の西野朗監督、キャプテンの長谷部誠選手が出席した。

 この会見で西野監督はワールドカップ・ロシア大会でのベスト16という結果について「我々の戦いぶりを見て、厳しい戦いであるということをご存知の上で今日多くのファンが空港で温かく我々を迎えてくれたが、決して十分な成果を挙げたわけではない」と語っている。ただJFAが掲げている50年後のW杯優勝という目標に向けて「日本サッカー界の歴史の半ページ、1ページを示すことができた」と一定の手応えを感じていることを明らかにしている。

 そして同監督は選手たちのW杯にかける思いについて「私にとっては(W杯に向けて始動した)5月21日から今日で46日となるが、選手たちにとってはブラジル大会から4年経っている。選手たちと私の思いは全く違った。選手たちのあの強い気持ちには到底勝つことができなかった」と語っている。

 これに加え「ワールドカップでの1ゴール、1プレーが本当に厳しいものであるということ、グループステージ突破の厳しさを私自身持ち合わせていなかった」と自身初という目線でのワールドカップを振り返った。

 そして会見の終わりに長谷部誠はサポーターの応援に対する感謝の気持ちを述べた上で「大会前はあまり期待されていなかった。無関心という部分が僕の中で非常に怖かった。全ての日本サッカー界に関心を持って頂ければ嬉しい」と語り、今後も日本サッカーを応援してもらえるようファンに向けてお願いを行っている。