レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは日本時間28日未明にキエフからマドリードに到着後、マドリード市内で行われたパレードやエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで行われたチャンピオンズリーグ(CL)優勝セレモニーでクラブ残留を示唆するコメントを残しているようだ。28日、米メディア『ESPN』がこれを伝えている。
マドリードは日本時間27日未明に行われたCL決勝・リバプール戦で3-1と勝利し、前人未到の3連覇を成し遂げている。しかし一方でクリスティアーノ・ロナウドが試合後のメディアインタビューにて、「重要なことは(この大一番での)勝利だ。クラブの歴史の一部となるだろう。今はこの瞬間を楽しむよ。数日以内に、僕のそばにいてくれたファンに対してひとつの返事をするだろう。マドリードでの時間は素晴らしかったものだ」とあたかも今季限りでのクラブ退団を示唆しているかのような発言を行っていた。
しかし、マドリード到着直後に行われたパレードや約8万人のファンがスタジアムに詰めかける中、盛大に行われたセレモニーでサポーターからのクラブ残留を望む声に対して「また来季(会おう)!」と述べると「僕にとってこのようなサポートは非常に重要なものだ。僕は世界で最も偉大なクラブでプレーしていることを誇りに思っているよ」と語るなど、キエフでの発言とは一転、来季も引き続きマドリードでプレーすることを示唆するコメントを残しているようだ。
なおクリスティアーノ・ロナウドが優勝決定直後に退団を示唆する発言を残していたことに対しては、クラブを率いるジネディーヌ・ジダン監督や主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスなどが、メディアに向けて同選手が残留すべきであるという主旨の発言をするなど、事態が複雑化するかと思われたものの、この優勝セレモニーでのファンに向けた本人のコメントにより杞憂(きゆう)に終わるかもしれない。
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