バルセロナは日本時間14日未明に行われたラ・リーガ第37節・レバンテ戦で後半の驚異の追い上げを見せたものの、4-5で敗れた。
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがベンチ外となり、前線にフランス代表FWウスマン・デンベレとウルグアイ代表FWルイス・スアレスを起用したバルセロナだったが、立ち上がりからいきなり出鼻をくじかれる。9分にレバンテのFWエマヌエル・ボアテングが先制ゴールを叩き出すと、31分にも密集から抜け出したボアテングがドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンも交わしてゴールマウスに流し込み、早くも2点差に。
その後バルセロナは38分にペナルティエリア手前でボールを持ったブラジル代表FWフィリペ・コウチーニョがドリブルでシュートコースを探し右脚を振り抜くと、これがレバンテDFに当たってコースが変わり、ゴールマウス中央に吸い込まれる。
1-2で折り返したバルセロナだったが、後半開始からわずか32秒でマケドニア代表MFエニス・バルディにネットを揺らされると、その後も立て続けに失点。なんと後半開始から11分間に3点を奪われる厳しい展開となる。4点のリードを許したバルセロナだったが、ここから怒涛(どとう)の反撃に出る。
まずは59分、ウスマン・デンベレのシュートがレバンテDFに当たり、このディフレクションをコウチーニョが落ち着いて決め1点を返すと、64分には右サイドのスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツからペナルティエリア手前でグラウンダーのパスを受けたコウチーニョが左足でトラップし、そのまま右脚からシュートを放つと、これがまたもやレバンテDFに当たってコースが変わり、そのままゴールネットを揺らし、同選手がハットトリックを達成。そしてバルセロナは71分にもFWルイス・スアレスがPKを沈め、これで1点差に迫る。
この後もバルセロナは数多くの決定機を作りだしたもののレバンテがこの猛攻を凌ぎ、結局4-5で試合終了。合計9ゴールの打ち合いを演じたバルセロナだったが、後半残り20分間においてあと1点が遠く、敵地で惜敗を喫している。
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