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チェルシーの強力攻撃陣と対峙した吉田麻也、スタッツに表れるパス能力と課題

著者:マリオ・カワタ

 2月のトレーニング中に負傷し3月の日本代表欧州遠征も不参加だった吉田麻也が今月、公式戦の舞台に帰ってきた。8日のアーセナル戦で復帰を果たすと、直近のFAカップ準決勝チェルシー戦まで4試合連続で先発出場している。

 そのチェルシー戦では3バックの中央でプレーし、オリビエ・ジルー、エデン・アザール、ウィリアンという強力な攻撃陣と火花を散らした。最大の見せ場は12分。ペナルティエリア内に侵入したアザールの動きを察知すると、素早く体を寄せて決定的なシュートをブロックしている。また一度はイエローカードを受ける結果になってしまったものの、ジルーが後ろ向きでボールを受けようとした際にも自由を与えず積極的にプレッシャーを掛けていた。

 前半をうまく無失点で乗り切ったサウサンプトンだったが、後半開始からわずか30秒後に守備にほころびが生じる。前線でアザールにうまく起点を作られると、カバーリングに入った吉田を含む実に5人の選手がボールを受けたジルーに翻弄され、先制点を許した。

 この場面について吉田は地元紙『サザン・デイリー・エコー』に「非常にディフェンシブな戦い方をして、前半はうまく行きましたが後半はスイッチが入らず失点してしまいました」 と語っている。

「そうなるとボールを前に運ばないといけなくなるので、チェルシーのようなチーム相手には非常に難しくなります」

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