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バロテッリ、やはりイタリア復帰希望か?代理人のミノ・ライオラ氏が示唆

 OGCニースの元イタリア代表FWマリオ・バロテッリのセリエA復帰は近いかもしれない。同選手の代理人ミノ・ライオラ氏が『ライ・スポーツ』のインタビューで言及した。1日、イタリア紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

 バロテッリは今夏にニースとの契約が満了する。同クラブで57試合に出場し38得点をあげるなど、“悪童”はかつての輝きを取り戻しつつある。同選手は同クラブとの契約を更新しておらず、イタリア復帰を望んでいると報じられている。

 噂に上がっていたユベントスはすでにその可能性を完全に否定している。さらに古巣であるミラノとインテルも極めて消極的とのことだ。だが、ライオラ氏によるとバロテッリが移籍する可能性のあるクラブはこれだけではないようだ。

「マリオは帰還する“準備”はできている。成長した彼は世界でも屈指のFWだ。イタリアでは一番だと思う。1億ユーロ(約130億円)の価値はあるが、違約金は必要ない。掘り出しものだ」

「沢山のイングランド、そしてイタリアのチームと話し始めたよ。ユーベやローマ、そしてナポリとインテルともだ」

 ライオラ氏はこのようにバロテッリ移籍の可能性に関して言及した。しかし、その“候補クラブ”には古巣のミランは上がっていない。

「ミランと話したかって?いいや、なぜならあそこにはミラベッリがいるからね。私は彼と話してはいけないんだ。彼のレベルに達していないから」

 このようにミラベッリSDに対する皮肉でミランを除外したのには理由がある。同氏とミラベッリSDの不仲の原因はドンナルンマだ。コッパ・イタリア準決勝ラツィオ戦で大活躍した同選手はミランから離れるべきだとライオラ氏は未だに考えているようだ。

「ミラン残留は彼が選んだことだ。私は尊重しなくてはいけない。もし、この先に移籍を希望することがあったらすぐにでも仕事するよ」

「沢山の強豪クラブが彼をほしがっている。私の考えを言わせてもらえば、彼はミランを去るべきだ」

 この両選手の移籍が実現したとしても、具体的な話は来夏の移籍市場になる。それまで何が起こりうるかはわからないが、ライオラ氏が来夏も一騒動起こす可能性は大きい。