明治安田生命J1リーグは23日から25日にかけて開幕戦を迎えた。各チームの新戦力はどれほど適応できたのか。Football Tribe選定J1第1節ベストイレブンをご覧いただこう。
クォン・スンテ(鹿島アントラーズ)
クォンは直近のACL試合でPKを止め、Jリーグの開幕戦でも活躍。無失点に抑え勝ち点1獲得に大きく貢献した。ベテランGK曽ヶ端とのポジション争いに勝利している。
ウィリアン・ホーシャ(名古屋グランパス)
名古屋の守備の解決策となった。ブラジル人CBは彼の名前にふさわしい活躍(ホーシャはポルトガル語で岩を意味する)。地上戦でも空中戦でも強さを見せた。
板倉滉(ベガルタ仙台)
柏レイソル相手に1-0の完封。1ゴールを決め、ACl出場の強豪相手に守備で体を張り続け無失点に抑えた。
吉田豊(サガン鳥栖)
守備力で左サイドを完全に制圧し、肉体的、精神的強さを開幕戦でもいかんなく発揮。前半は攻撃面でも得点につながりそうなシーンを演出している。
米本拓司(FC東京)
抜群の運動量で幅広い守備範囲をカバー。球際の強さと勇敢なプレッシングで相手の攻撃の芽を摘んだ。ポジションを空ける危うさこそあったが、持ち前の馬力で無理を利かせていた。1試合で12キロ以上を走破している。
喜田拓也(横浜F・マリノス)
広い視野を活かし、少ないタッチ数でボールを散らして前線とのリンクマンとなった。被カウンター時のポジショニングには改善の余地があるが、全体を通して素晴らしい出来だった。
柏木陽介(浦和レッズ)
ファイナルサードで幾度となく決定的なパスを供給。1本1本のパスが意外性に溢れており、主導権の掌握に大きく貢献した。セットプレーのキッカーも務め、CKから槙野智章の同点弾をアシスト。精度の高いボールは相手の大きな脅威となっていた。
中村憲剛(川崎フロンターレ)
ジュビロ磐田相手に1ゴール2アシストと文句なしの活躍。公式戦3連敗中と苦しいスタートとなった川崎フロンターレを勝利に導いた。
ガブリエル・シャビエル(名古屋グランパス)
J1初挑戦となるシャビエルだが、その実力を遺憾なく発揮した。新戦力ジョーに1アシストを提供しており、すでにコンビネーションを確立している。
ティーラシン・デーンダー(サンフレッチェ広島)
Jリーグ初出場で初ゴールを記録。タイ代表のトップレベルは十二分にJのクラブ相手にも通用することを証明している。
ジョー(名古屋グランパス)
鳴り物入りで加入したジョーだがその実力は確かなものであった。開幕戦でいきなり1ゴール1アシスト。本人も「予想していなかった」と語る上出来なスタートダッシュを切った。
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