アジア ブンデスリーガ

浦和vsドルトムントを現地ドイツメディアはどうみたか。印象に残ったのは「小さな黄色い壁」

浦和vsドルトムントを現地ドイツメディアはどうみたか

 ボルシア・ドルトムントのアジアツアーが幕を閉じた。ドルトムントは7月14日(金)に来日後、3日間のみ滞在し、中国へと渡った。それから数日が経った現在、すでにピーター・ボス監督が率いるチームはドイツに戻っている。今回のツアーはプレシーズン序盤にテストマッチを組むために計画された短期間でハードな国外遠征となった。

 7月18日(火)、昨季リーグ3位のドルトムントは中国の広州市でピエール=エメリク・オーバメヤンの2得点とともにミランを3-1で破っており、アジアツアーの終わりを良い形で迎えている。しかしながら、7月15日(土)初戦の浦和戦でのパフォーマンスは満足のいくものではなかった。

 試合は前半24分、ウカシュ・ピシュチェクの不用意なディフェンスを振り切り、浦和の興梠慎三が見事な先制点を決める。埼玉スタジアム2002で前半のうちに浦和が追加点を奪うことができなかったのは、ドルトムントにとって、ラッキーだった。76分にエムレ・モルが同点ゴールを決め、その3分後に逆転のゴールを再び彼が決めている。浦和も85分に遠藤航のヘディングシュートで同点に追いついたが、88分に同点得点を決めたばかりの遠藤のミスをアンドレ・シュールレは逃さず、再び勝ち越しのゴールを決めた。浦和はドルトムントを追い詰めたが、最終的に個人のクオリティの差が結果に出てしまったと言えるだろう。

Previous
ページ 1 / 3