川崎フロンターレは今月14日、MF瀬古樹が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためチームを離脱すると公式発表。イングランド2部ストーク・シティへ移籍するとみられる中、現地では早くも同選手の獲得報道に対するポジティブな意見が挙がっている。
現在26歳の瀬古は、明治大学や横浜FCなどを経て、2022年に川崎へ完全移籍。加入1年目はリーグ戦で13試合の出場にとどまったが、2023シーズン以降は出場機会が増加。今季はここまで25試合の出場で3アシストをマークするなど、シーズン後半戦での活躍が期待される中で海外挑戦がほぼ確実となった。
英メディア『フットボール・リーグワールド』は14日、日本の一部報道内容を引用する形で「ストークは、川崎から日本人ミッドフィールダーである瀬古の獲得をほぼ完了させた」とリポート。同選手の獲得に動いた背景として、「彼は右利きの守備的ミッドフィルダーであり、右サイドバックでもプレー可能だ。プレスが得意で強靭なフィジカルを活かしたプレースタイルを兼ね備えている。スティーブン・シューマッハー監督の戦術にフィットするだろう」と綴っている。
ただ一方で、瀬古には新天地で控え要員となる可能性も。同メディアはMFジョシュ・ローランとMFワウテル・ブルヘルが守備的MFの主力選手とした上で、「瀬古は彼らに対抗できるよう懸命に努力する必要がある」と指摘している。
ストークは2017/18シーズンを最後にプレミアリーグの舞台から遠ざかっており、イングランド2部リーグで2桁順位が続いている状況。昨季も17位に終わっていたが、今季はリーグ開幕戦につづきリーグカップ1回戦でも白星を飾るなど、好スタートを切っている。
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