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「田中碧の目標はプレミア移籍で…」デュッセルドルフ幹部が放出明言

田中碧 写真:Getty Images

 日本代表MF田中碧は今月、ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフに対して今季限りで退団を申し出たと報じられている。プレミアリーグ(イングランド1部)複数クラブからの関心が取りざたされる中、デュッセルドルフ幹部が同選手の去就について説明した。

 デュッセルドルフのマネージングディレクターを務めるクラウス・アロフス氏は今月中旬、ドイツ誌『ビルト』のインタビューで「数週間前、田中は我々に退団の意向を申し出た。彼は1部リーグでプレーすることを望んでいるが、ブンデスリーガである必要はない」とコメント。

 英紙『テレグラフ』は「田中がプレミアリーグに移籍する可能性がある」とし、ウェストハム・ユナイテッド、フラム、そしてイングランド2部降格クラブであるレスター・シティからの関心を伝えていた。

 そんな中、アロフス氏は再び『ビルト』のインタビューに対応。「田中の目標は常にプレミアリーグ挑戦であり、今もそうだ。我々は(彼の意思に)対処しなければならない」と同選手の意思に言及。「とにかくベストの選手をキープして、新戦力を獲得することはできない。残念ながら、それは不可能だ」と、同選手の放出がほぼ確実であることも明かした。

 なおドイツ紙『ライニッシュ・ポスト』は田中の移籍金について「500万ユーロ(約7億1200万円)による退団条項の期限は、先月末にきれた。デュッセルドルフにとって300万ユーロ(約4億7000万円)を下回るオファーは、今のところ深刻な問題にはならない」とリポート。

 「デュッセルドルフに対する具体的なオファーはまだ提示されていないが、数日以内に合意に達する可能性がある」と報じている。