
柏レイソル、浦和レッズ在籍歴のある元日本代表DF酒井宏樹は現在、オーストラリア1部オークランドFCでプレー。現地ニュージーランドでMBA(経営学修士)の取得に向けて、オークランド工科大学に入学したが、その一方で同選手に対する差別攻撃が物議を醸している。
オークランドFCは8月13日、酒井が現在オークランド工科大学(AUT)で勉学に励んでいることを紹介。本人は「MBAを取得することは、私が長年抱いてきた目標の一つでした。そのため、ニュージーランドを代表する大学の一つで、この目標に向かって取り組めることをとても嬉しく思っています」と述べている。
以前、現役引退後もニュージーランドで生活する意向を明かしていた酒井だが、このMBA取得に向けた動きは、フランスでも報じられているが、これに『レキップ』の元評論家であるジル・ファヴァール氏が15日に「私のお気に入りの寿司屋」だと反応している。
欧州で日本人に対して「寿司」という表現を用いることは、差別用語として度々問題視されている。ベルギー2部KベールスホットVA所属GKポープ・ウィリアムも、この差別被害に遭った日本人選手のひとりである。
町田ゼルビア、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレなどJリーグ複数クラブでのプレー経験を持つポープは7月26日にXを更新。「昨日俺のミス絡みで失点したんだけど」と自身のパフォーマンスに触れた上で、「失点した瞬間にSUSHIって聞こえてきたから見たらまさかの自チームのサポーターでさすがに頭抱えたよ」「俺を腐してきたことだけは間違いない」とポストしていた。
なお、酒井はかつて2016年から2021年までオリンピック・マルセイユでプレー。同クラブ加入当初、ファヴァール氏から「右サイドに寿司屋を連れてきたのか」などと、差別攻撃を受けていた。
海外での日本人選手に対する差別攻撃は後を絶たない。MF久保建英(レアル・ソシエダ)も2025年1月のバレンシア戦で途中出場に向けてウォームアップしていた際に、観客から「中国人! 目を開けろ!」といった人種差別的なヤジを浴びせられた。
日本代表の一員として、W杯でプレーした経験を持つ本田圭佑も、2008年に名古屋グランパスからVVVフェンロへ移籍した後の出来事について「日本から車のメーカー(ホンダ)のやつが来て、お前らみたいなサッカー後進国がここで何ができるんだ、というようなことを平気で言う。何度も差別的なことには遭ってきました」と振り返っている。
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