Jリーグ ヴィッセル神戸

RB大宮関係者が持論!ヴィッセル神戸の最先端施設VPC巡り「そもそも…」

ヴィッセル神戸 写真:アフロスポーツ

 ヴィッセル神戸は16日、いぶきの森球技場に建設されたトレーニング施設「VISSEL PERFORMANCE CENTER(VPC)」の竣工式・オープニングセレモニーを実施。一部のスポーツ関係者から批判が沸き起こるなか、RB大宮アルディージャ関係者が施設の在り方について持論を展開している。

 VPCを巡っては、S&Cコーチ(ストレングス&コンディショニングコーチ)であり、正智深谷高校男子バスケットボール部等での指導経験を持つ河森直紀氏がXで「選手に筋トレさせる気ないだろ、これ」とポスト。この懐疑的な意見に対して様々な反応が見られるなど、議論が白熱している。

 そんななか、RB大宮のS&Cコーチである加藤裕氏は18日にXを更新。「某Jリーグクラブの新しいパフォーマンスセンターが話題になっています」と切り出すと、以下のように私見を綴っている。

「施設自体にどうこう言うつもりは全くありませんが、サッカー選手のトレーニング環境や、そもそも選手に必要なトレーニングとは何なのか——そうした議論が深まるのはとてもポジティブだと感じています」

 「施設について考える際に、そもそも【そこで何をしたいか】といったトレーニングのコンセプトが重要であり、それが施設に反映されているかどうかが議論の中心にあるべきです。そのコンセプトを前提に、スペースの広さ、同時に利用する人数、予算などを総合的に考慮して、最終的に置くマシンや器具が決まるものだと思います」

 今回の議論は単なる施設批判や擁護の応酬に終始すべきものではなく、サッカーにおけるトレーニングの本質を再定義する契機と捉えるべきである。設備の充実度や見た目の機能性は分かりやすい評価指標であるが、それが競技力向上に直結するとは限らない。

 大事なのは、クラブがどのようなプレーモデルを志向し、その実現に向けてどのような身体的能力を優先するのかという設計思想であり、施設はその思想を具現化する手段に過ぎない。ゆえに、VPCを巡る一連の論争は、各クラブが自らの強化方針とトレーニング哲学をどこまで言語化し、環境に落とし込めているかを問い直すものであるだろう。