
リーズ・ユナイテッド所属の日本代表MF田中碧は、プレミアリーグ等の舞台で出場機会が減少。今夏移籍の可能性が現実味を帯びる中、プレミアリーグへの適応という観点で否定的な意見が挙がっているほか、本人は所属クラブに対して不満を抱いているという。
現地メディア『ヨークシャーポスト』は19日、田中の現状を特集。「彼はプレミアリーグで出場機会を確保できず苦しんでいる」として、以下のように論じている。
「田中にとってプレミアリーグは難しい。全くの無名からイングランド2部クラブに移籍し、その後プレミアリーグで素晴らしい活躍をする選手はそう多くない。ただそれでも、リバプール戦のゴールのように、重要な場面で貢献した。彼はリーズに何か他のものを与えてくれる唯一の選手だが、彼を起用するべき時と、そうでないべき時がある」
「それでもプレミアリーグに慣れていないときに、つねに好パフォーマンスを発揮することは難しい。イングランド2部では、プレミアリーグと全く異なる戦い方をすることが多い。(イングランド2部では)リーズが常にボールを保持する戦いをしていた」
一方で『リーズ・ユナイテッド・ニュース』は、リーズがセントラルミッドフィルダーであるヘイデン・ハックニー(ミドルスブラ)の獲得に動く可能性を伝えた上で、「ハックニーの獲得に動いているリーズに対して、田中は不満に感じている」とリポート。「田中はすでにリーズ所属選手として役割を果たした。プレミアリーグでの出場時間が減っていることから、リーズ首脳陣は田中がクラブをプレミアリーグに昇格させることだけを目的としているはずだ」などと、クラブからの扱われ方もあわせて伝えている。
田中にとって現在の状況は、単なる出場機会の問題ではなく、クラブ内での位置付けと将来を問われる局面である。プレミアリーグ適応への疑問が示される一方で、局面を変える能力は評価されている以上、問題は能力の有無ではなく信頼と継続的起用にあると言える。
補強の動きや序列変動が進む中で、田中が自身の価値を最大化できる環境を選択するのか、それとも現クラブで立場を奪い返すのか。今夏の決断は、トップレベルで生き残るための戦略的選択として極めて重要な意味を持つだろう。
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