日本サッカー協会(JFA)は8月29日、9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に向けての日本代表メンバーを公式発表。GK鈴木彩艶(パルマ)が招集された一方、GK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV:STVV)が選外に。パリ五輪U23日本代表GKの落選で、森保一監督の選考に疑問の目が向けられているようだ。
AFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選で、大岩ジャパンの正守護神として活躍していた小久保。五輪本大会でも、グループステージのマリ戦でPK失敗を誘発したほか、好セーブを連発。Xで「国防ブライアン」がトレンド入りするなど、同選手のプレーが話題になったほか、鈴木から正守護神の座を奪うだけのクオリティーを兼ね備えたGKとして評価する声も相次いでいた。
しかし森保監督は、W杯アジア最終予選2試合(対中国、バーレーン)で、鈴木、大迫敬介(サンフレッチェ広島)、谷晃生(町田ゼルビア)とGK3名を招集。小久保が名を連ねなかっただけに、ネット上では「小久保は選んでほしかった…」「森保監督の選考はかなり保守的」「小久保は今一番いいGKなのに…」「なぜ小久保を選ばないのか、森保監督は説明すべき」と落胆や疑問の声が噴出。
それでも一部のファン・サポーターは「STVV移籍したばかりだから、森保監督は呼ばなかったと信じたい」「STVVで結果残せば招集されるはず」「シントで活躍するのは間違いない」などと、小久保の招集を諦めてない。
小久保がA代表入りする可能性については、JFA内部で過去に検討されていたという。日本代表OBの城彰二氏は8月27日に自身のYouTubeチャンネルを更新。「パリ世代からA代表に推したい選手」にFW細谷真大(柏レイソル)、DF高井幸大(川崎フロンターレ)、MF藤田譲瑠チマ(STVV)、小久保を挙げた上で、「実は、JFAはもっと前に小久保をA代表に招集しようかという話があった。裏情報で聞くと、自チームの時(ベンフィカ在籍時)に、試合に出ていなかった。控えGKとして過ごしていた時期が長かったから、招集しないみたいな。もしかしたら、早々に招集されていたかもしれないし、それくらいの逸材」と語っている。
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