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ランス中村敬斗が移籍示唆「希望は…」日本代表OBは「マッチする」と推奨

中村敬斗 写真:Getty Images

 『週刊新潮』が報じた性加害疑惑により、日本代表招集から遠ざかるMF伊東純也。森保一監督が代表復帰の可能性をほのめかした一方、スタッド・ランスでチームメイトのFW中村敬斗が将来的な移籍の可能性に言及している。

 ガンバ大阪でプロデビューを果たし、トゥウェンテやシント=トロイデンVVなど欧州複数クラブを渡り歩いてきた中村。オーストリア1部LASKリンツで結果を残し、昨年夏にランスへ完全移籍すると、伊東とともに攻撃陣の主力選手として活躍。2023/24シーズンのフランス1部リーグ25試合の出場で4ゴール1アシストをマークしたほか、代表戦でも直近10試合で8ゴールとMF三笘薫(ブライトン)不在の中でアピールしている。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月8日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」では、日本代表OBの内田氏と中村が対談。内田氏から「将来プレーしてみたい国・リーグ」を訊かれると、「希望はトップリーグが良い。イングランドとか。気候的にスペインにも行きたい」と発言。内田氏から「プレースタイル的にスペインはマッチするかも。周りもうまいから、絶対に活かしてくれる」と私見を述べると、「行けるなら行きたい」とラ・リーガ挑戦への野望を覗かせている。

 ただ一方で、縦への突破力を武器としているだけに「ウインガーとして、突破力がもっと必要かなと思う。来季(2024/25シーズン)にフランスで。(リーグアンでは)個人能力を伸ばせるので」と、現在の環境に満足していることも強調した。

 なお、中村とランスの契約期間は2028年6月まで。ドイツメディア『RUHR24』は先月上旬、ボルシア・ドルトムントがFWジェイドン・サンチョの後釜として中村の獲得に動く可能性を報じている。今夏残留の可能性も考えられるが、今後ビッグクラブからオファーが届くか注目が集まる。