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板倉滉、ボルシアMG残留か「契約延長交渉へ」南野拓実所属モナコ関心も…

板倉滉 写真:Getty Images

 日本代表DF板倉滉には今夏移籍の可能性、MF南野拓実擁するASモナコなど複数クラブからの関心が報じられていたが、一転して今夏残留や契約延長の可能性があるという。

 板倉は2022年夏にマンチェスター・シティからボルシアMGへ完全移籍。加入1年目から主力センターバックとして活躍すると、2023/24シーズンもセンターバックやボランチで出場機会を確保。AFCアジアカップ参戦により一時チームを離れたとはいえ、リーグ戦20試合でプレーしている。

 同選手の活躍とは裏腹に、ボルシアMGはブンデスリーガ降格圏手前の14位でシーズン終了。ドイツメディア『フースバル』は先月4日、クラブの補強予算がわずか500万ユーロ(約8億4000万円)であることを伝えた上で、複数の主力選手放出による資金捻出の可能性を指摘。くわえて、フォルトゥナ・デュッセルドルフ所属MF田中碧を獲得する可能性については「田中は移籍金350万ユーロ(約6億円)という理由で見送った」と綴っている。

 ボルシアMGとの契約を2026年6月まで契約を残している板倉。1500万ユーロ(約24億7000万円)の契約解除条項が盛り込まれている可能性が指摘され、放出候補だと報じられていたが、ドイツ紙『ライニッシェ・ポスト』の報道内容は異なるようだ。

 同紙は今月1日に「ボルシアMG幹部は板倉を守備陣の中心選手として評価しており、彼の残留を望んでいる」とリポート。記事では「ボルシアMGは中期的計画を立てるために、板倉と契約延長交渉をする予定だ。もし板倉が契約延長を拒否した場合、ボルシアMGは即時移籍が求められない限り、フリーでの流出問題に直面することになる」と綴られている。

 ボルシアMGの専門サイト『グラードバッハ・ライブ』は今年4月30日、チームが残留争いに巻き込まれている中、同選手のパフォーマンスについて「日本代表のディフェンスリーダーであり、ボルシアMG守備陣でもビッグネームだ。しかし、シーズン通しての安定感はない」と否定的な見解を示していた。しかし、日本代表センターバックに対するクラブ幹部の評価は高いようだ。