日本代表MF守田英正(スポルティングCP)は、今月21日開催の北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦でスタメン出場。以前、長距離移動を巡ってMF久保建英(レアル・ソシエダ)とは対照的な見解を示していたが、北朝鮮戦に本音を漏らしている。
日本代表選手の長距離移動については、昨年10月の国際Aマッチデー期間中に久保が「正直きつい」と語って話題に。FW伊東純也(スタッド・ランス)も昨年11月11日に行われたリーグアン(フランス1部)パリ・サンジェルマン戦前に私見を披露。前日会見の場で「日本からフランスへ帰って来た時は少しキツイですけど、ある程度慣れているので大丈夫です」と淡々と語っていた。
また、守田は昨年11月の北中米W杯アジア2次予選ミャンマー戦を前に「(長距離移動について)それが代表というものだと思う。仮にチャーターだったり、他の便が遅れてとか、個人の事情があってとか。全く関係ないわけじゃないけど、そういう選手が出られない状況でも、他の選手が当たり前のように出て、当たり前のように活躍できるのが代表だと思う」と持論を展開。長距離移動を受け入れた上でのコンディション調整が重要だという認識を示していた。
今月25日に日本サッカー協会(JFA)公式YouTubeチャンネルで公開された『Team Cam DPR Korea戦の舞台裏』では、JFAスタッフが北朝鮮戦2日前に守田へインタビュー。同選手は「今回久々に(日本へ)帰って来て思ったのが、やっぱり移動が大変だなと」と再び長距離移動に言及。
「今日(日本に)着いて、明日(北朝鮮戦の)前日じゃないですか。そして試合して、また次朝鮮行ってみたいな。なかなか言い訳にできないけど、コンディションだったり難しいなと感じる」と、コンディション調整が厳しい現状を明かす。
「それが公式戦だったら、対アジアであっても尚更難しい試合になるのは当たり前なので。AFCアジアカップもそうだったし、日本という国を他国がすごくリスペクトしてくれている分、難しくなると思う」と、アジア勢との対戦における難しさも語った守田。今回のインタビューをきっかけに、再び長距離移動を巡る議論が白熱しそうだ。
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