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シュミットの去就は?シントトロイデン監督「浦和から鈴木彩艶獲得して…」

シュミット・ダニエル 写真:Getty Images

 ベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)は先日、浦和レッズから日本代表GK鈴木彩艶を期限付き移籍により獲得。日本代表GKシュミット・ダニエルの放出が噂される中、トルステン・フィンク監督が同選手の去就に言及している。

 シュミットは直近数シーズンにわたり、STVVの正守護神として活躍。先月にトルコ1部MKEアンカラギュジュやベルギー1部クラブ・ブルッヘへの移籍が噂されたが、いずれも交渉破談に終わった模様。今月に入ってリーグアン(フランス1部)FCメス移籍の可能性が報じられているが、同選手はベルギー1部リーグ開幕から2試合つづけて先発出場している。

 そんな中、STVVは今月6日に鈴木を獲得。シュミットが残留となれば、日本人選手によるポジション争いが繰り広げられることになる。

 ベルギー紙『HBVL』の報道によると、フィンク監督は13日のベルギー1部リーグ第2節アンデルレヒト戦前、シュミットやSTVVのGK陣ついて以下のようなコメントを残していたという。

 「シュミットはただ自分の仕事をやり続けている。移籍を考えているような雰囲気は感じないし、アンデルレヒトでの勝利のみを望んでいる。浦和から鈴木彩艶という才能豊かなゴールキーパーを獲得して、GKに関してこれ以上良い状況はない。ジョー・コッペンズも優秀だし、マット・レンドフレスというとても素晴らしい選手もいる」

 なおシュミット本人は、アンデルレヒト戦後のインタビューで自身の去就に言及。「アンデルレヒト戦がSTVVでのラストマッチだとは思っていません。とりあえずSTVVに残ります。水面下で移籍の話を聞くまでは、何もありません」と、現時点で移籍の可能性がないことを明かしている。