ヴィッセル神戸は3日に行われた明治安田生命J1リーグ第11節で、名古屋グランパスに2-2と引き分け。試合終了間際にMF藤井陽也に同点ゴールを決められているが、ネット上では後半アディショナルタイムの時間を巡り議論が白熱。神戸所属FW大迫勇也や遅延行為により退場処分となった神戸所属MF齊藤未月に対するコメントも数多く見られている。
この一戦では、神戸が2-1と1点リードの状況で後半アディショナルタイム(AT)に突入。第4審判は目安の追加時間を5分と表示していた。しかし名古屋が90+1分に選手交代を行ったほか、後半AT終了間際に齊藤が遅延行為により2枚目のイエローカードを貰い退場。退場者がピッチ周辺から離れた後に試合再開すると競技規則で定められているだけに、齊藤がメインスタンドではなくバックスタンドから出たことにより、試合再開に時間がかかった。
そのためATの時間がさらに追加されると、名古屋は90+8分に藤井がミドルシュートから鮮やかな同点ゴールを決める。結局、試合は90+9分近くまで続き、終了後には神戸サイドが審判団に判断に対する不満をのぞかせていた。
このATの追加には「5分で終わるところが3分も伸びるのは納得できない」、「ちゃんと5分で終わっていたら、藤井のゴールはなかった」と、審判に対する批判が噴出。ただ名古屋サポーターから「齊藤未月が時間稼ぎしてくれたおかげで勝ち点1をゲットできた」、「齊藤未月がすんなり退場していれば負けていた」という声が上がっているほか、DAZN中継映像に映し出された試合後の齊藤と日本代表FW大迫勇也による口論も話題を呼んでいる。
なお神戸は名古屋戦で勝ち点2を落としたものの、7勝2分2敗で首位をキープ。名古屋は3試合連続ドローにより、首位神戸から勝ち点3差の3位に転落している。
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