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元鹿島・柴崎岳擁護は…?VARで一発退場にレガネス監督「映像を見れば…」

柴崎岳 写真:Getty Images

 カタールW杯日本代表MF柴崎岳(30)は、レガネスの主力選手として活躍。しかし今月4日のスペイン2部リーグ戦では、前半途中にレッドカードを提示され退場。試合後、レガネスのイマノール・イディアケス監督が同選手の一発退場に言及している。

 かつて鹿島アントラーズでプレーしていた柴崎岳は、今季ここまでリーグ戦で13試合に先発出場。カタールW杯の日本代表招集により昨年11月中旬から1カ月間チームを離脱していたが、昨年12月19日のレアル・サラゴサ戦で復帰。3試合つづけて途中出場だったが、先月22日のレバンテ戦以降は再びスタメンに名を連ねていた。

 しかし4日のスポルティング・デ・ヒホン戦では、35分にFWナチョ・マルティンへのタックルによりイエローカードを貰う。すると柴崎岳の右足裏がマルティンの膝を直撃する形となっていたこともあり、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入によりレッドカードへ判定変更となったのだ。

 それでもスポルティング・デ・ヒホンが後半に2名の退場者を出したこともあり、レガネスは1-0で勝利。試合後、イディアケス監督は柴崎岳の退場について「あのシーンは見ていたが、映像を止めて見ればもちろんレッドカードだ。だがサッカーをすれば、足もボールも慣性で上がる。審判は複雑なんだ。我々は勝利するために抵抗する」とコメント。

 柴崎岳が退場したにもかかわらず勝利したことについては「(退場者を出しても)抵抗して互いに支え合うことができる。途中出場の選手たちが素晴らしい仕事をしてくれたので、非常に満足している」と自信を覗かせている。

 なおスペイン紙『アス』は先月、柴崎岳とレガネスの現行契約が今年6月に満了を迎えると報道。契約期間延長オプションが含まれていないこともあわせて伝えている。