かつて明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスでプレーしていたブラジル人FWエリキ(27)が、横浜F・マリノスに対する思いや、中国移籍に至った背景を語った。25日、ブラジルメディア『Nosso PALESTRA』が伝えている。
エリキは2019年8月、ブラジル1部パルメイラスから横浜F・マリノスへレンタル移籍。加入1年目からJ1リーグ12試合で先発出場し8ゴール4アシストと活躍し、J1優勝に大きく貢献。2020シーズンも25試合の先発出場で15得点をあげるなど主力選手として結果を残していたが、昨年1月にレンタル移籍期間満了により退団。パルメイラスから中国スーパーリーグ(中国1部)の長春亜泰へ完全移籍している。
そんなエリキは『Nosso PALESTRA』のインタビューに対応。横浜F・マリノス在籍時の思い出を聞かれると「Jリーグ挑戦は僕の人生でベストな選択のひとつだったよ。娘が生まれた場所であるし、J1リーグでも優勝できた。(来日1年目で)信じられないようなスタートを切ることができたんだ。J1優勝の主役になったのは特別なことだよ。クラブの歴史に自分の名前を刻んだからね」
「日本の文化は素晴らしいね。教育面や治安、サッカーのスタイルもそうだけど、ファンからの評価も全然違うね。ブラジルでは悪い試合をしたら叩かれるけど、日本のファンはリスペクトしてくれるんだ」と語っている。
さらに同選手は「日本でさらに数年間とどまりたかったし、(横浜F・マリノスからは)プレーを続けるための素晴らしいオファーがあった」と、日本への愛着を強調。
その上で「だけど中国からのオファーは、パルメイラスにとって(僕への)投資額をすべて回収できる、非常に良いものだったね。過去にパルメイラスのような偉大なクラブからオファーを受けたのだから、恩返しをしなければいけないんだ」と古巣クラブに恩義を感じていたことを明かしている。
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