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三好康児が闘争心全開「優勝杯を掲げられるのは…」幻のヘッド弾に苦笑も

三好康児 写真:Getty Images

 ロイヤル・アントワープ所属の日本代表MF三好康児(25)が今月12日開催の公式戦で幻に終わったゴールを振り返るとともに、今後の戦いにむけての意気込みを語った。

 同選手は12日に行われたジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)優勝プレーオフ第4節・アンデルレヒト戦で先発出場。0-2で迎えた78分にヘディングシュートでゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定に遭っていた。

 また、アントワープは84分にセネガル代表DFアブドゥライエ・セック(29)のゴールで1点を返したものの、1-2で敗戦。優勝プレーオフ6試合中4試合を終えた時点で1分3敗とすでにリーグ優勝の可能性は消滅していることにくわえて、次節のクラブ・ブルッヘ戦の結果次第では目の前でクラブ・ブルッヘ優勝の瞬間を見届けることになる。

 三好康児は試合後、ベルギー紙『Gazet van Antwerpen』のインタビューでオフサイドによりゴールが取り消されたことについて「セカンドボールを予測して、ゴール前に入っていくタイミングを見計らっていたんです。キャリアで初めてヘディングシュートを決めたと思ったんですけど、オフサイドでしたね」と苦笑いを浮かべながら振り返っている。

 また、優勝プレーオフでここまで勝利がないことについては「残り2試合でファンに何かお返しをしないといけないですね。日曜日の試合(対クラブ・ブルッヘ戦)では、僕たちのスタジアムで優勝杯を掲げられることは受け入れられないですよ」と第5節・クラブ・ブルッヘ戦への意気込みとあわせてコメントを残した。

 なお三好康児の去就については『Gazet van Antwerpen』が今月7日に「ミヨシはアントワープとの契約が来シーズンまでとなっている。選択肢はいたってシンプルであり、契約延長するかシーズン終了後に売却するかだ」

 「この日本人選手は今シーズン、負傷離脱もあり1337分しかプレーできていない。クラブから具体的な将来の話もなかったため、今季限りで退団する可能性が高い。それでもクラブが彼を引き留め、新たな契約を結ばせたいのであれば、迅速に行動しなければならないだろう。クラブは何らかの対策が必要だ」と今季限りで退団する可能性があると主張している。