Jリーグ 浦和レッズ

タイ代表MFのJリーグ移籍認めるも…ムアントン幹部「浦和かどうかは…」

ピチャ・ウーラ 写真:Getty Images

 タイ・リーグ1(タイ1部)のムアントン・ユナイテッドに所属するタイ代表MFピチャ・ウーラ(26)にJリーグ移籍の可能性があるようだ。12日、タイ紙『タイラット』が伝えている。

 ピチャはムアントン・ユナイテッドの下部組織出身。2015年1月に一度ムアントン・ユナイテッドを退団していたが、サムットプラーカーン・シティFCで石井正忠監督の指導を受けると、2020年6月に復帰。復帰1年目の2020/21シーズンはサイドハーフで多くの出場機会を得ていたが、先発出場は12試合にとどまっていた。ただ今季はリーグ戦30試合中26試合でスタメンに抜てきされており、トップ下で主にプレーしていた。

 一方、ムアントン・ユナイテッドは2019年9月に浦和レッズとパートナーシップの覚書を締結。タイ国内では以前からムアントン・ユナイテッド所属選手による浦和レッズ移籍が噂されていた。また今月に入ると、ムアントン・ユナイテッドのタイ代表MFウィーラテップ・ポンパーン(25)に北海道コンサドーレ札幌移籍の可能性が取りざたされている。

 その中、ムアントン・ユナイテッドの幹部は国内メディアのインタビューで「ウィーラテップの(Jリーグ挑戦の時期は)来年であり、浦和レッズが最初のクラブになるだろう。我々は彼を1年間のレンタルで日本へ行かせるつもりだ」と語っている。

 そしてピチャの去就について「ピチャもウィーラテップとともにJリーグへ移籍するかもしれない。(移籍先について)浦和レッズになるか、他のJリーグクラブになるかは今後の交渉次第だ」とコメント。Jリーグ移籍の可能性があることを認めたものの、移籍先については未定であることを強調している。

 なお、ピチャは2019年3月の国際親善試合・ウルグアイ戦でタイ代表デビュー。FIFAワールドカップ・カタール大会アジア2次予選では代表に招集されず、昨年12月開催のAFFスズキカップ(東南アジアサッカー選手権)でもわずか1試合の出場にとどまっていたが、今年3月24日の国際親善試合・ネパール戦で先発出場していた。