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三笘薫、プレミア挑戦へ前進か!レンタル元クラブ幹部が高評価「活躍に期待」

三笘薫 写真提供: Gettyimages

 ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズに所属する日本代表MF三笘薫(24)は、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)の舞台で活躍している。そんな三笘薫のパフォーマンスには、レンタル元であるブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンの幹部も満足しているようだ。25日、ブライトンの公式サイトが伝えている。

 三笘薫は明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレで活躍すると、東京五輪男子サッカー競技に出場した後にブライトンへ完全移籍。ただ、イギリスで労働許可証が発行されないという事情もあり、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ1年レンタルにより加入している。

 そして10月16日のジュピラー・プロ・リーグ第11節・セラン・ユナイテッド戦でハットトリックを達成すると、昨年12月以降はスタメンに定着。すでにリーグ戦で5ゴール3アシストをあげるなど、好調ぶりをアピールしていたが、今月8日の練習試合に出場した際に負傷。現在は戦列を離れており、今月末から来月はじめにかけて行われるFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選2試合の欠場も確実となっている。

 その中、ブライトンのアシスタント・テクニカルディレクターを務めるデイビッド・ウィアー氏は「日本からベルギーに移籍した後は(こちらの環境に)適応する時期もあった。それでもウイングバックのような慣れないポジションでプレーをしながら、大きなインパクトを残している」

 「彼は本当に良いモノを見せているし、プレー時間も確保できている。ユニオンも首位に立っており、この先には重要な試合を控えている。怪我をしたが、すぐに復帰できるだろう。彼の活躍に期待している」と語るなど、三笘薫に対して高い評価を与えている。

 なお、イギリスで労働許可証を取得するためには、代表チームや所属リーグでの出場試合数等によって割り当てられたポイントを取得し、一定の基準値を上回ることが求められている。また、米スポーツ専門サイト『ジ・アスレチック』は先月29日、三笘薫が労働許可証取得に必要なポイント数をすでに取得していると報じていた。