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香川真司に「不満はない」とPAOK監督言及も…構想外で今冬退団か

香川真司 写真提供: Gettyimages

 ギリシャの強豪PAOKテッサロニキに所属する元日本代表MF香川真司(32)は、構想外のため今冬退団の可能性が噂されている。その中、PAOKを率いるラズバン・ルチェスク監督が同選手の状況について言及した。13日、ギリシャメディア『スフィーナ』が伝えている。

 香川真司は今夏メジャーリーグサッカー(MLS)への移籍が噂される中、PAOKに残留すると、今年8月に行われたUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)の予選3試合に出場。しかし、先月12日に行われたギリシャ・スーパーリーグ(ギリシャ1部)開幕節・PASヤニナ戦で先発出場した際、60分に迎えた決定機でシュートを外すと、直後の61分に途中交代。PAOKは格下相手に0-1と敗れ、試合後には現地メディアが香川真司のパフォーマンスに厳しい評価を下していた。

 その後、香川真司は引き続き全体トレーニングに参加しているものの、ここまで全試合でメンバー外に。また、ギリシャ国内の複数メディアは、選手サイドとPAOKの契約は来年6月まで残っているものの、クラブは今冬にも同選手の後釜確保に向かうと報道。また、香川真司の新天地について「ヨーロッパで興味を示しているクラブがない」と伝えた上で、JリーグやMLSを候補にあげていた。

 その中、『スフィーナ』は今月3日開催のギリシャ・スーパーリーグ第5節・OFI戦の前日記者会見におけるルチェスク監督のコメントを紹介。構想外と伝えられている香川真司について「彼の振る舞いに何も不満はない。トレーニングで良い動きを見せているし、素晴らしい選手だ」と語っている。

 ただ、PAOKには現在香川真司を含めて6人の外国籍選手が在籍しており、外国人枠の兼ね合いで香川真司が公式戦でメンバー外となる状況が続いている。これまでヨーロッパでのプレーにこだわってきた中、今冬の移籍ウィンドウでどのような決断を下すのか注目が集まる。