Jリーグ ツエーゲン金沢

J3降格圏の金沢が公式声明「全力とは、全員の力だ」直近10戦未勝利

ツエーゲン金沢のサポーター 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグのツエーゲン金沢は13日、「ツエーゲン金沢を応援していただいている皆様へ」と題した声明を発表している。

 ツエーゲン金沢は今季、開幕当初は順調に勝ち点を積み重ねていたものの、6月13日に行われたJ2リーグ第18節・愛媛FC戦を最後に白星から見放されている。また、第19節・京都サンガ戦からリーグ戦10試合にわたり2分8敗と苦戦を強いられており、28試合消化時点で勝ち点27の19位とJ3リーグ降格圏内に沈んでいる。

 その中、株式会社石川ツエーゲンの西川圭史代表取締役GMは「いつもツエーゲン金沢を熱くご支援・ご声援いただき、心から感謝申し上げます。4チーム降格という厳しいシーズンを迎えるにあたり、柳下監督の指導のもと鍛え抜かれた選手たちに加えて実績ある選手たちを補強し、過去最高順位を目指してスタートいたしましたが、第29節を終えて19位と厳しい戦いを続けております」

 「平素より熱くご支援いただいているファン・サポーターの皆様、パートナー企業の皆様、ホームタウンの皆様をはじめ、ツエーゲン金沢を応援いただいている全ての皆様に、ご心配をおかけし心よりお詫び申し上げます」

 「現状を打破するため、監督・スタッフ・選手たちは、全力でトレーニングに取り組んでおります。残り14試合、1試合1試合勝ち点を積み上げていくため、チーム一丸となり試合に向けた準備をしています」

 「今後も厳しい状況は続きますが、目の前の試合、目の前の相手に対して、全身全霊をかけて臨み、90分間闘う姿勢を見せることが、最も重要であると考えています。我々フロントスタッフも、選手たちを後押しするため、ファン・サポーターの皆様のお気持ちやお声をチームへしっかりと届ける架け橋となること。そして、一人でも多くの方にご来場いただき、一体感あるスタジアム空間を作り出せるよう、全力で取り組んでまいります」

 「今は、新型コロナウイルス感染対策のため、声を出しての応援ができません。声援で選手たちを後押しできないもどかしさは、苦しいほど伝わっております。その想いがこもった手拍子が、選手たちの背中を押し、最後まで闘い抜く原動力になります。『全力とは、全員の力だ。』クラブに関わる皆様と、今一度同じ方向を向いて、この難局を乗り越えるために、選手・スタッフ一同、全力で取り組んでまいります。最後まで私たちと共に闘ってくださいますよう、心よりお願い申し上げます」とクラブ公式サイトを通じてファンやスポンサー等に対して今後の戦いに向けての覚悟を示している。