ユベントスはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(36)の今夏退団がほぼ確実となっているが、同選手にかわるストライカーの獲得にむけてすでに動いているようだ。26日、イタリアメディア『SportItalia』が報じている。
ロナウドはユベントスとの契約を来年6月まで残す中、今月14日開催の親善試合・アタランタ戦で先発出場。しかし、先週に選手サイドがユベントスに対して退団の意向を伝えたとイタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報道。これに対して、ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は21日に同選手の残留を明言していた。しかし、25日になってマンチェスター・シティが税抜きの年俸1500万ユーロ(約19億4000万円)の2年契約によりオファーを提示。そして翌日にロナウドのユベントス退団が確実になったと複数メディアが一斉に報じている。
ユベントスはロナウドの代替候補として、マンチェスター・シティに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス(24)の獲得を以前から狙っているが、ジョゼップ・グアルディオラ監督はジェズスの放出を検討していない模様。また、アーセナルのフランス人FWアレクサンドル・ラカゼット(30)やガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン(32)もリストアップしているという。
しかし、ユベントスはアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディ(28)の獲得にむけて、すでにパリ・サンジェルマン(PSG)との交渉を行っているとのこと。イカルディはアントニオ・コンテ前監督の構想から外れると2019年夏にインテルからPSGへレンタルにより加入。移籍1年目の昨季は公式戦34試合に出場して20ゴールをあげるなど本来のパフォーマンスを発揮。昨夏に4年契約を結んでPSGへの完全移籍を果たしたが、昨季は度重なる負傷離脱に泣かされると公式戦18試合の先発出場に終わっていた。
また、イカルディ本人は先月末に自身のSNSアカウントでファンからの質問に答える形で今夏残留を明言。しかし、PSGはバルセロナを退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)を今月11日に獲得している。
移籍ウィンドウ閉鎖まで残り1週間を切る中、複数のビッグクラブにおいてストライカーの去就を巡る動きは加速している。
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