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ジダン監督退任のレアルがコンテに接触か!インテルでセリエA優勝も契約解除

アントニオ・コンテ 写真提供: Gettyimages

 レアル・マドリードは27日にジネディーヌ・ジダン監督の退任を公式発表しているが、今季までインテルを率いていたアントニオ・コンテの招へいに動いているようだ。28日、フランス紙『レキップ』が報じている。

 コンテはユベントスやイタリア代表、チェルシーを率いた後、2019年夏にインテルの指揮官に就任。今季はUEFAチャンピオンズリーグでグループステージ敗退に終わったが、セリエAでは今年2月に行われたミラノダービーでの勝利により首位に立つと、以降も順調に勝ち点を積み重ねてスクデット獲得を果たしていた。

 しかし、クラブが新型コロナウイルス感染拡大の影響により財政面で問題を抱えると、蘇寧グループのスティーヴン・チャン会長が選手に対して最大20%の減俸を求めたことにくわえて、コンテ監督に複数選手を放出する意向を通告。しかし、同監督がこれに同意しなかったため、契約解除に至っていた。

 一方、レアル・マドリードは今季、UEFAチャンピオンズリーグで決勝進出を逃したほか、リーグ戦でも逆転優勝を果たせずシーズンを終了。ジダン監督とは来年6月まで契約期間を残していたが、本人の意向もあり今夏での退任が決まっていた。

 ジダン監督の後任候補にはかねてから元ユベントス指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリ氏があがっていたが、28日にユベントスがアッレグリ氏の再招へいを公式発表している。

 その中、『レキップ』はレアル・マドリードがコンテ氏にコンタクトをとったと報道。一方、スペイン紙『マルカ』はクラブ首脳陣が同氏以外の後任候補にも連絡をとっていると主張している。

 インテルやユベントスをはじめ、複数クラブで監督交代が相次ぐ中、レアル・マドリード首脳陣は監督人事においてどのような決断を下すのだろうか。