明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズでプレーした過去を持ち、現在ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(STVV)に在籍しているFW鈴木優磨のもとに新たなオファーが届いたようだ。2日、ベルギーメディア『VOETBAL PRIMEUR』が報じている。
現在25歳の鈴木優磨は2019年夏に鹿島アントラーズからSTVVへ完全移籍により加入。移籍1年目の昨季にリーグ戦で24試合に出場し7ゴールをマークすると、今季は33試合で先発出場し17ゴールをあげるなど、中心選手としてチームをけん引。周囲から同選手のパフォーマンスが高く評価されると、STVVのファンが選ぶ年間MVPに輝いている。
鈴木優磨の去就を巡っては、STVVが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて資金調達を行う必要性に迫られれていると伝えられる中、ペーター・マース監督がベルギー国内メディアのインタビューにおいて同選手の今夏退団が濃厚となっていることを認めるコメントを残していた。
また、先週にはブンデスリーガ(ドイツ1部)で現在17位と降格圏に沈んでいるヘルタ・ベルリンが獲得オファーを提示したものの、選手サイドは来季欧州カップ戦に出場する可能性の高いクラブへの移籍を望んでいることを理由に拒否したと報じられている。
リーグアン(フランス1部)のクラブからも関心を寄せられている鈴木優磨だが、今週に入ってKAAヘントが同選手獲得にむけてオファーを提示した模様。ヘントは今季のリーグ戦を7位で終えており、現在は来季UEFAヨーロッパリーグ出場権をかけてプレーオフに臨んでいる。
欧州圏内の複数クラブから熱視線を送られる中、鈴木優磨は今夏のマーケット期間にどのような決断を下すのだろうか。
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