ラ・リーガ バルセロナ

バルサで構想外のDFフィルポに再びセリエAクラブから関心。今冬にはミランからオファーも…

ジュニオル・フィルポ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナのDFジュニオル・フィルポは今年1月にミランからのオファーを断り残留しているが、ここにきてナポリが関心を寄せているようだ。17日、スペイン紙『スポルト』が報じている。

 左サイドバックを本職とするフィルポは2019年夏にレアル・ベティスからバルセロナに完全移籍により加入。昨季は公式戦15試合で先発出場していたものの、今季はここまでわずか6試合の先発出場にとどまっており、ロナルド・クーマン監督の構想から外れている。

 フィルポとバルセロナの契約期間は2024年6月まで残っているが、同選手の去就を巡っては今冬にサイドバックの選手層強化を図るミランが1500万ユーロ(約18億9000万円)の買い取りオプションが付帯された半年レンタルで獲得に乗り出していたものの、当時生後1か月の子供を抱えていることを踏まえて生活環境を変えることを望まなかったと伝えられていた。

 しかし、今冬のマーケット期間終了後もチーム内で厳しい立場に置かれている状況に変化はない。その中、ナポリは買い取りオプションが付帯された2年間のレンタル移籍によりフィルポの獲得を望んでいる模様。バルセロナも同選手の今夏放出にむけて2000万ユーロ(約25億2000万円)以上のオファーが届けば応じるものとみられる。

 なお、ナポリは昨夏にもフィルポの獲得にむけた動きを見せていたが、実現には至っていない。ナポリはサイドバックにおけるメンバーの入れ替えが噂される中、バルセロナから新戦力を迎え入れることはできるのだろうか。