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ナポリ会長、ミリク獲得狙うマルセイユにとある要求。次回移籍時に…

アルカディウシュ・ミリク 写真提供: Gettyimages

 ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長はポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクの獲得を目指すオリンピック・マルセイユに対してとある条項を盛り込むように求めているようだ。19日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 ミリクの去就を巡っては、現行契約が2021年6月に満了を迎えるためナポリが昨夏に契約期間延長を打診したものの選手サイドがこれを拒否したため、今季はすべての公式戦でベンチから外れている。また、ミリク本人は今年6月に控えるEURO2020に出場するためにも今年1月での退団を強く望んでいるものとみられる一方、ナポリは1500万ユーロ(約19億円)以下のオファーを却下する姿勢を貫いている。

 マルセイユは一度ミリクの獲得オファーを却下されているが、移籍金900万ユーロ(約11億3000万円)にくわえて500万ユーロ(約6億3000万円)にボーナスを設定するほか、マルセイユがミリクを放出する場合に移籍金の20~30%をナポリに渡すという条項を設定した上で再度オファーを提示すると伝えられている。ただ、ナポリのデ・ラウレンティス会長はマルセイユがミリクを放出する場合、セリエAの他クラブとの交渉を禁止する条項を盛り込むように求めているようだ。

 なお、昨年末にスペイン代表FWジエゴ・コスタの退団を発表したアトレティコ・マドリードもミリクの獲得オファーを提示したが、ナポリはこれを拒否している。今冬のマーケット期間も残すところ10日程度となる中、果たして同選手はフランスに舞台を移すことができるのだろうか。