Jリーグ サガン鳥栖

サガン鳥栖、鹿児島ユナイテッドFC退団の和田凌を獲得。今季J3で出場ゼロから異例の個人昇格

 明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖は31日午後、先日J3リーグの鹿児島ユナイテッドFCを契約満了に伴い退団していたFW和田凌を獲得したことを公式発表している。

 ジェフユナイテッド市原・千葉の下部組織出身である和田凌は阪南大学をへて2018年にFC琉球に入団。プロ1年目は主力としてJ3リーグで22試合に出場し、クラブ史上初となるJ2リーグ昇格に大きく貢献。しかし昨季は同クラブで8試合の出場にとどまると、シーズン途中に鹿児島ユナイテッドFCへ移籍する。その鹿児島ユナイテッドFCでも出場機会が限られると、今季は公式戦でピッチに立つことなくシーズン終了後に契約満了となり退団。今月下旬に行われた日本プロサッカー選手会主催のトライアウトに参加した後、サガン鳥栖への加入が内定している。

 同選手は自身のプロキャリアにおいて初めてJ1の舞台に立つチャンスを手に入れたことについて「サガン鳥栖に関わる全てのみなさま。こんにちは。和田凌です。2021年シーズンよりサガン鳥栖でプレーさせて頂くことになりました。まずは幼い頃からの夢であったJ1という舞台に挑戦する場を与えてくださったサガン鳥栖には本当に感謝しています。しっかりと毎日努力と準備をして、ピッチでは常に熱く戦い、ゴールを目指し勝つためにプレーをします」

 「そしてサガン鳥栖のために全力で戦います! 素晴らしいスタジアムで、熱いサポーターの皆さんの前でサッカーができるのかと思うと今からワクワクが止まりません!! 早くみなさんの前で、いいプレーをして多くのゴールを決め、たくさんのアシストをして、喜びを分かち合いたいです!! そしてここまで支えてきてくれた、家族や仲間には本当に感謝しています。家族や仲間がいたからこそ、毎日しっかり努力を積み上げてこれました。このステージでサガン鳥栖で活躍をして、関わって下さったみんなを幸せにできるようにこれからもコツコツと努力を積み上げていきたいと思います!! サガン鳥栖のファン、サポーターの皆さんよろしくお願いします!! みなさん良いお年を!!」と喜びのコメントを残した。